流量/定格流量/吹出し量/最小調整可能流量
バルブ用語において、”(3)共通事項に関する用語”の分類の中で、”(b)流量”に分類されている用語のうち、『流量』、『定格流量』、『吹出し量』、『最小調整可能流量』のJIS規格における定義その他について。
主として配管に用いられるバルブ(弁)に関して、バルブの名称(減圧弁、チャッキ弁、フート弁等)、バルブの形式(構造、弁箱、弁体、弁座、作動等)、共通事項(特性、流れ、寸法等)などについて規定しているバルブ用語(JIS B 0100)において、”(3)共通事項に関する用語”の分類の中で、”(b)流量”に分類されているバルブ用語には、以下の、『流量』、『定格流量』、『吹出し量』、『最小調整可能流量』などの用語が定義されています。
バルブ用語(JIS B 0100)
⇒【(3)共通事項に関する用語 > (b)流量 】
分類: バルブ用語 > (3)共通事項に関する用語 > (b)流量
番号: 30200
用語: 流量
定義:
単位時間に流れる流体の体積又は質量。
対応英語(参考):
flow rate,
volumetric flow rate,
mass flow rate
慣用語(参考):
−
分類: バルブ用語 > (3)共通事項に関する用語 > (b)流量
番号: 30201
用語: 定格流量
定義:
?.一定の条件の下に定められた保証し得る最大流量。
?.調整弁(※1)においては、一次側圧力を一定とする場合、所定のオフセット内において保証し得る最大流量。
対応英語(参考):
rated flow rate
慣用語(参考):
−
分類: バルブ用語 > (3)共通事項に関する用語 > (b)流量
番号: 30202
用語: 吹出し量
定義:
安全弁が吹き出し、規定の圧力で吹出しを継続しているときにおける単位時間当たりの流体吹出し量。
対応英語(参考):
relieving capacity
慣用語(参考):
−
分類: バルブ用語 > (3)共通事項に関する用語 > (b)流量
番号: 30203
用語: 最小調整可能流量
定義:
?.自動制御弁(※2)のレンジアビリティの範囲における最小流量。
?.安定な流れの状態を維持することができるバルブの最小流量。
対応英語(参考):
minimum controllable flow
慣用語(参考):
−
(※1)
調整弁とは、バルブの作動に必要な動力を検出部を通して制御対象から受けるバルブの総称のことです。
(※2)
自動制御弁とは、自動制御装置の操作端として、調節部の信号によって自動操作されるバルブの総称のことです。
調整弁(自力式)と調節弁(他力式)とがあります。