流量特性/固有流量特性/弁特性
バルブ用語において、”(3)共通事項に関する用語”の分類の中で、”(e)特性”に分類されている用語のうち、『流量特性』、『固有流量特性』、『弁特性』のJIS規格における定義その他について。
主として配管に用いられるバルブ(弁)に関して、バルブの名称(減圧弁、チャッキ弁、フート弁等)、バルブの形式(構造、弁箱、弁体、弁座、作動等)、共通事項(特性、流れ、寸法等)などについて規定しているバルブ用語(JIS B 0100)において、”(3)共通事項に関する用語”の分類の中で、”(e)特性”に分類されているバルブ用語には、以下の、『流量特性』、『固有流量特性』、『弁特性』などの用語が定義されています。
バルブ用語(JIS B 0100)
⇒【(3)共通事項に関する用語 > (e)特性 】
分類: バルブ用語 > (3)共通事項に関する用語 > (e)特性
番号: 30510
用語: 流量特性
定義:
弁開度と流量との関係。
対応英語(参考):
flow characteristic
慣用語(参考):
−
分類: バルブ用語 > (3)共通事項に関する用語 > (e)特性
番号: 30511
用語: 固有流量特性
定義:
相対容量係数(※1)とそれに対応する相対トラベルとの関係(IEC 534-1 参照)。
対応英語(参考):
inherent flow characteristic
慣用語(参考):
−
分類: バルブ用語 > (3)共通事項に関する用語 > (e)特性
番号: 30512
用語: 弁特性
定義:
調節弁(※2)の流量特性及びレンジアビリティをいう。
対応英語(参考):
valve characteristic
慣用語(参考):
−
(※1)
相対容量係数とは、定格容量係数に対する容量係数の比のことです。
(※2)
調節弁とは、コントロールバルブとも言われ、調節部の信号を受け、バルブの作動に必要な動力を補助動力源から受けるバルブの総称です。