定格容量係数/相対容量係数/流量係数
バルブ用語において、”(3)共通事項に関する用語”の分類の中で、”(e)特性”に分類されている用語のうち、『定格容量係数』、『相対容量係数』、『流量係数』のJIS規格における定義その他について。
主として配管に用いられるバルブ(弁)に関して、バルブの名称(減圧弁、チャッキ弁、フート弁等)、バルブの形式(構造、弁箱、弁体、弁座、作動等)、共通事項(特性、流れ、寸法等)などについて規定しているバルブ用語(JIS B 0100)において、”(3)共通事項に関する用語”の分類の中で、”(e)特性”に分類されているバルブ用語には、以下の、『定格容量係数』、『相対容量係数』、『流量係数』などの用語が定義されています。
バルブ用語(JIS B 0100)
⇒【(3)共通事項に関する用語 > (e)特性 】
分類: バルブ用語 > (3)共通事項に関する用語 > (e)特性
番号: 30507
用語: 定格容量係数
定義:
定格トラベルにおける容量係数の値(IEC 534-1 参照)。
対応英語(参考):
rated flow coefficient
慣用語(参考):
呼称容量係数
分類: バルブ用語 > (3)共通事項に関する用語 > (e)特性
番号: 30508
用語: 相対容量係数
定義:
定格容量係数に対する容量係数の比(Φ)(IEC 534-1 参照)。
対応英語(参考):
relative flow coefficient
慣用語(参考):
−
分類: バルブ用語 > (3)共通事項に関する用語 > (e)特性
番号: 30509
用語: 流量係数
定義:
バルブなどを取り付けた管路に非圧縮性流体を流して実験を行い、次式によって求める。
a=qm/(A√2Δp)
又は
a=qv/(A√2Δp/ρ)
ここに、
qm:質量流量(kg/s)
qv:体積流量(m3/s)
A:バルブの開口面積(m2)
Δp:差圧(Pa)
ρ:流体の密度(kg/m3)
対応英語(参考):
flow coefficient
慣用語(参考):
−