吹止まり圧力/密閉圧力/吹下がり圧力
バルブ用語において、”(3)共通事項に関する用語”の分類の中で、”(a)圧力・温度”に分類されている用語のうち、『吹止まり圧力(ふきどまりあつりょく)』、『密閉圧力』、『吹下がり圧力(ふきさがりあつりょく)』のJIS規格における定義その他について。
主として配管に用いられるバルブ(弁)に関して、バルブの名称(減圧弁、チャッキ弁、フート弁等)、バルブの形式(構造、弁箱、弁体、弁座、作動等)、共通事項(特性、流れ、寸法等)などについて規定しているバルブ用語(JIS B 0100)において、”(3)共通事項に関する用語”の分類の中で、”(a)圧力・温度”に分類されているバルブ用語には、以下の、『吹止まり圧力(ふきどまりあつりょく)』、『密閉圧力』、『吹下がり圧力(ふきさがりあつりょく)』などの用語が定義されています。
バルブ用語(JIS B 0100)
⇒【(3)共通事項に関する用語 > (a)圧力・温度 】
分類: バルブ用語 > (3)共通事項に関する用語 > (a)圧力・温度
番号: 30116
用語: 吹止まり圧力(ふきどまりあつりょく)
定義:
安全弁が閉鎖し、流体の流れが実質的に止まったときの入口側における圧力。
対応英語(参考):
rescating pressure
慣用語(参考):
−
分類: バルブ用語 > (3)共通事項に関する用語 > (a)圧力・温度
番号: 30117
用語: 密閉圧力
定義:
安全弁が閉鎖した後、出口側に微量な流出もないようになったときの入口側における圧力。
対応英語(参考):
seal-off pressure,
resealing pressure
慣用語(参考):
−
分類: バルブ用語 > (3)共通事項に関する用語 > (a)圧力・温度
番号: 30118
用語: 吹下がり圧力(ふきさがりあつりょく)
定義:
吹始め圧力(※1)又は吹出し圧力(※2)と吹止まり圧力との差。
対応英語(参考):
blow down
慣用語(参考):
−
(※1)
吹始め圧力とは、安全弁が実際に吹き始めるときの入口側の圧力であって、出口側で微量の流出が検知されるときの圧力のことです。
(※2)
吹出し圧力とは、安全弁が作動して、気体又は液体が吹き出すときの入口側における圧力で、計測できるリフトをもつか又は連続した排出状態を認知できる状態となる圧力のことです。