減圧弁,フート弁,チャッキ弁,水栓,バタフライ弁,ゲートバルブ,定水位弁等-種類,構造,用語

 

超過圧力/圧力降下/許容圧力降下



バルブ用語において、”(3)共通事項に関する用語”の分類の中で、”(a)圧力・温度”に分類されている用語のうち、『超過圧力』、『圧力降下』、『許容圧力降下』のJIS規格における定義その他について。

主として配管に用いられるバルブ(弁)に関して、バルブの名称(減圧弁、チャッキ弁、フート弁等)、バルブの形式(構造、弁箱、弁体、弁座、作動等)、共通事項(特性、流れ、寸法等)などについて規定しているバルブ用語(JIS B 0100)において、”(3)共通事項に関する用語”の分類の中で、”(a)圧力・温度”に分類されているバルブ用語には、以下の、『超過圧力』、『圧力降下』、『許容圧力降下』などの用語が定義されています。

バルブ用語(JIS B 0100)
⇒【(3)共通事項に関する用語 > (a)圧力・温度 】


分類: バルブ用語 > (3)共通事項に関する用語 > (a)圧力・温度

番号: 30119

用語: 超過圧力

定義:
安全弁
(※1)の設定圧力から更に加圧された圧力。

対応英語(参考):
over pressure

慣用語(参考):


分類: バルブ用語 > (3)共通事項に関する用語 > (a)圧力・温度

番号: 30120

用語: 圧力降下

定義:
流れに基づく流体圧の減少。

対応英語(参考):
pressure drop

慣用語(参考):


分類: バルブ用語 > (3)共通事項に関する用語 > (a)圧力・温度

番号: 30121

用語: 許容圧力降下

定義:
設計上許容される圧力降下。

対応英語(参考):
allowable pressure drop

慣用語(参考):


(※1)
安全弁とは、バルブの入口側の圧力が上昇してあらかじめ定められた圧力になったとき自動的に作動し、弁体が開き、圧力が所定の値に降下すれば、再び弁体が閉じる機能をもつバルブのことです。
公称吹出し量を排出する能力をもち、主として蒸気又はガスの発生装置、圧力容器及び配管の安全確保のために使用されます。
ばね安全弁、おもり安全弁、てこ安全弁、ばね平衡形安全弁、電磁安全弁、パイロット付き安全弁、シリンダー操作安全弁、平衡形安全弁、非平衡形安全弁、開放形安全弁、揚程式安全弁、全量式安全弁、二つ組安全弁など、用途により各種の安全弁があります(下図参照)。
ばね安全弁(開放形、非平衡形)
ばね安全弁(開放形、非平衡形)
おもり安全弁
おもり安全弁
てこ安全弁
てこ安全弁
ばね平衡形安全弁
ばね平衡形安全弁
電磁安全弁
電磁安全弁
パイロット付き安全弁
パイロット付き安全弁
シリンダー操作安全弁
シリンダー操作安全弁
二つ組安全弁
二つ組安全弁