台付き化学水栓/自閉水栓/自動水栓/定量止水栓
バルブ用語において、”(1)名称に関する用語”の分類の中で、”(m)水栓”に分類されている用語のうち、『台付き化学水栓』、『自閉水栓』、『自動水栓』、『定量止水栓』のJIS規格における定義その他について。
主として配管に用いられるバルブ(弁)に関して、バルブの名称(減圧弁、チャッキ弁、フート弁等)、バルブの形式(構造、弁箱、弁体、弁座、作動等)、共通事項(特性、流れ、寸法等)などについて規定しているバルブ用語(JIS B 0100)において、”(1)名称に関する用語”の分類の中で、”(m)水栓”に分類されているバルブ用語には、以下の、『台付き化学水栓』、『自閉水栓』、『自動水栓』、『定量止水栓』などの用語が定義されています。
バルブ用語(JIS B 0100)
⇒【(1)名称に関する用語 > (m)水栓 】
分類: バルブ用語 > (1)名称に関する用語 > (m)水栓
番号: 11230
用語: 台付き化学水栓(※1)
定義:
主として実験室で用い、台部に取り付けるホース差込みを容易にした吐水口形状をもつ給水栓。
台付き化学水栓
対応英語(参考):
deck mounted laboratory faucet
慣用語(参考):
−
分類: バルブ用語 > (1)名称に関する用語 > (m)水栓
番号: 11231
用語: 自閉水栓
定義:
手を離すと自動的に止まる給水栓。
ハンドル式と押ボタン式とがある。
自閉水栓
対応英語(参考):
self-closing faucet,
self-closing cock (tap)
慣用語(参考):
−
分類: バルブ用語 > (1)名称に関する用語 > (m)水栓
番号: 11232
用語: 自動水栓
定義:
光電センサー、電磁弁(※2)などを組み込み、自動的に開閉する給水栓。
水用と湯用とがある。
対応英語(参考):
electronical automatic cock
慣用語(参考):
−
分類: バルブ用語 > (1)名称に関する用語 > (m)水栓
番号: 11233
用語: 定量止水栓
定義:
浴槽などへの給水及び給湯に用い、所定の水量にハンドルを設定すると、その量で自動的に止水する水栓。
対応英語(参考):
volume regulating faucet
慣用語(参考):
−
(※1)
化学水栓には、台付き化学水栓のほかに、壁付き化学水栓もあり、JIS B 2061(給水栓)に規定されています。
台付き化学水栓には、1口、2口、3口、4口、振分2口及び振分4口のものがあります。
また、壁付き化学水栓には、1口、2口、3口及び4口のものがあります。
(※2)
電磁弁とは、電磁石の電磁力によって弁体を開閉するバルブのことです(以下の図参照)。
電磁弁